健康
Health care
いのちまで人まかせにしないために
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いのちまで人まかせにしないために
2022.12.16
日本の少子化傾向が、心配されるようになって既に数十年になります。
モノが溢れ、一見豊かに見える社会環境の実態は見かけに反して貧相で、この少子化傾向にますます拍車をかけているようです。
一人の女性が一生の間に産む子どもの数の平均値を出生率(合計特殊出生率)と呼びますが、それが2.1人であれば人口の増減はありません。
ところが2021年の合計特殊出生率は1.30人で、毎年減少傾向がつづいていますから、このまま推移すれば800年ほどで日本民族は滅亡することになりそうです。
ひとくちに出生率と言っても、「出生率」「合計特殊出生率」の2種類がある。
簡単に言えば以下のような違いになる。
【出生率】その年に生まれた人口1,000人あたりの出生数
【合計特殊出生率】15歳~49歳の女性ひとりあたりの生涯出産人数
出生率の場合、年齢や性別の内訳が設定されていない。老若男女を問わず、全人口を対象にして計算する。
いっぽう、合計特殊出生率は年齢・性別を絞り込み、15歳~49歳の女性を対象にしているため、出生率よりも精度が高いと考えられている。
そのため正確な指標として合計特殊出生率がもちいられることが多い。
厚生労働省の人口動態速報(2022年5月分)によると、2022年1月~4月の出生数は32万467人だった。この時点での出生率は6.1だ[1]。
また、6月上旬に発表された2021年の合計特殊出生率は1.30である。
近年の日本では出生率・合計特殊出生率ともに減少をたどっている。
世界銀行が公表したデータによれば、2022年9月現在の合計特殊出生率世界ランキングで日本は191位である。
208ヶ国がベンチマークされたランキングにおいて、この順位はかなり低いと懸念せざるを得ない。[2]
実際問題としてそんなことはないのでしょうが、日本も他の先進国同様、出産・育児にかかわる社会保障制度の充実をすすめて、少子化傾向に歯止めをかける必要があります。
一方、出生率の減少には生活様式の変化が挙げられます。
価値観が多様化し、古い時代のような結婚観が薄れ、晩婚化・未婚化が増加しました。
子どもを持つことにこだわらないカップルも増えています。
加えて経済的な理由や育児環境への不安も考えられます。
とくに仕事と育児の両立できる社会環境が充分と言えないことには注目するべきです。
各方面の努力により改善が進められてはいますが、大きな効果を出すにはまだしばらく時間を必要とするかもしれません。
そのようなことから、2021年には過去最低の出生率を記録しています。
直近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やウクライナ情勢、それに加えて、政府による「更なる増税」など、社会情勢・経済の混乱のため、産み控えも起きているものと考えられます。
子どもを産みたくないと思う人が増えている反面、どうしても子どもが欲しいのに授からないというご夫婦もいるでしょう。
夫婦ともに健康なのに懐妊しないとお悩みの場合には、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
鳩尾(みぞおち)の真後ろが胸椎9番で、その一つ下が胸椎10番ですが、男性が射精する直前に女性の胸椎10番をトントンと叩くのです。
胸椎10番を2〜3分叩くと子宮口が開いてきますから、子宮口が拡がっている間に射精が行われれば妊娠の確率が高まるというわけです。
この方法は、家畜の人工授精にも応用されています。
家畜の人工授精は牡の精液を採取して、発情期の牝(めす)の子宮へ精子を注入するのですが、以前の受胎率は38%〜40%でした。
それが牝の胸椎10番を狙ってパンと叩き、子宮口を拡げた後に注入するようになってからは、80%〜90%の受胎率に向上したのです。
もちろん人間は家畜とは異なり、セックスは受胎のためだけに行うわけではありませんが、受胎したいときのセックス法としては有効なのです。
椎骨を叩打しての有効時間は、およそ6分〜12分の間といわれています。
したがって、女性の胸椎10番を叩打してから10分程度のうちに男性の射精が行われなければ効力はないのですが、12分を過ぎてもなお射精しない場合は再度叩打して中継ぎすればいいわけです。
また、腰枕を使うという方法もあります。
それは腰枕によって胸椎10番を押圧し、刺激して受胎率を高めるやり方です。
セックスの最中に女性の胸椎をトントン叩くことが、無粋であれば木枕などの硬いものを胸椎10番の下に当ててしばらく仰臥するのもよいでしょう。
妊娠しやすい時期につきましては、オギノ式などが普及して比較的正確にわかるようになりましたが、基礎体温表を欠かさずにつける必要があるなど面倒なこともあります。
一般的にいって生理の始まった日から数えて14、15、16日目と17日目の午前中、この3日半の間が受胎確率が高いといわれています(この際、生理の日数は関係ありません)から一つの簡単な目安にはなります。
また不妊症と診断される症状で妊娠しないことがあります。
不妊症の多くは、子宮後屈、無生理、淋毒性または結核性その他の原因による卵巣及び卵管の炎症、あるいはそれによる癒着、子宮発育不全などが原因です。
子宮後屈や子宮筋腫、卵巣嚢腫などは、現代医学では手術に頼っていますが、生理痛、生理異常、子宮発育不全などを含め西医学・健康法ではその原因は宿便の滞留と左右の手足の不揃いにあるとしています。
したがって、西医学基本六則、とくに合掌合蹠運動を主とし、手足の矯正を行うとともに、生野菜食や断食、スイマグなどによる宿便の排除を行います。
合掌合蹠運動は朝夕の2回、それぞれ5〜10分間行います。
これによって身体の脊柱を中心として左右両側の神経を揃え、生物電気の環流を平等にして、身体全体の平衡を得るようにするのです。
手足の不揃いが原因のひとつですから、ハイヒールの靴や横尻に座ることは避けなければなりません。
合掌合蹠運動のレッスン動画は、こちらのURLからご覧いただけます。
https://minus-chokaz.jp/fitness/
脚力法は、天井から錘(おもり)をぶら下げ、仰臥してそれを蹠(あしのうら)の上に載せて、1分間60回の速さで上下させる運動です。
はじめは重さ2キロ程度の錘から始め、1分間60回の上下運動ができるようになったら400グラムずつ増やしていきます。
そして最大重量15キロを目標とします。
脚力法は1日2回行いますが、これを行うときは1日につき生野菜250グラムを必ず摂るようにしてください。
これによって脚が丈夫になり、精力が増進します。
さて、めでたくご懐妊ということで話しをすすめましょう。
妊娠後2〜3ヶ月経つと、誰でも多少食べ物に対する嗜好が変わり、胸あたりの気持ちが悪くなります。
これが悪阻です。
つわりには個人差があって、まったく感じない人もいる一方、普通つわりの治る5ヶ月くらいを過ぎてもつづき、お産のときまで治らない人もいます。
激しいつわりは、食べたものをみな吐いてしまったり、頭痛、不眠、眩暈(めまい)、耳鳴りなどの症状を伴い、うわごと、痙攣などまで起こすものもあります。
現代医学では原因不明とされており、母体や胎児の安全上、対症療法的な投薬ができないために手こずっているようです。
西医学・健康法では、「8の字匍匐法」でつわりを治します。
それは8畳ほどの広さの部屋を四つん這いになって8の字型に這い回る方法です。
手には手袋をはめ、膝を伸ばして踵(かかと)は床面につけるようにして、頭はなるべく上に反らします。
這い方は、右手を出した時には左足を出し、左手を出した時には右足を出すようにして20分間、8の字型に這い回ります。
連続して行うのが難しいということであれば、休み休みでも構いませんので合計で20分間行うようにします。
這う時は、お腹をダラリと下げて這わないと効果がありません。
この方法は家庭で安全に、簡単にできます。
ひどいつわりでも、1回でケロリと治ってしまう人も多くいます。
References
1 人口動態統計月報(概数)(7ページ目)|厚生労働省
2 Fertility rate, total (births per woman)|THE WORLD BANK