人体

汗ダラダラの暑〜い夏、、、🥵💦

自分の体臭が気になる、という人も多いのではないでしょうか⁈

実は、汗臭さの原因は、汗だけではないのをご存知でしたか？

腸管内にたまったガスは、血液内のガスといつでも交換することができる仕組みになっていて、腸管内のガス濃度が高くなると、ガスは血液に混じって肺に運ばれ、呼気として体外に排出されます。

ということは、腸内腐敗がある人が我慢したオナラは、吐く息と一緒に出てしまうということです。

そして臭い血液は、皮膚表面にも送られ、汗と一緒に排出されて体臭になります。

Halitosis concept of woman with bad breath

気になる体臭の大きな原因は「汗」ですが、この汗が臭くなる原因のひとつを作り出しているのが「便秘」なのです。

腸内の腐敗で発生した臭いガスに加えて、さらに細菌などが影響して体臭をよりキツくします。

エクリン汗腺は全身の皮膚表面にあって、汗を分泌することで、体温や水分の調整を行っています。
体温が上昇すれば活発に汗を出し、そうでないときも、皮膚が乾燥しないように微量の汗を出しています。

このエクリン汗腺から分泌される汗は、水分と塩分、ミネラルなどでほとんど匂いがしません。

しかし、この汗も放っておくと脂肪酸や垢、皮膚常在菌と混ざったりして、やがては細菌も繁殖して、嫌な臭いを発することになります。

つまり原因は、汗自体ではなくて、ケアをしないことなのです。

一方、アポクリン汗腺は、腋や乳首、陰部といった特定の部位の毛包内にのみ存在します。

エクリン汗腺の汗とは違って、タンパク質や糖分、鉄分、アンモニア、脂性物質などさまざまな成分を含んでいて、脂肪酸と混ざったり細菌によって分解されたりして、エクリン汗腺の汗よりも強い臭いを発します。

ワキガも、このアポクリン汗腺から分泌される汗によって発生します。
ワキガという名称は、腋（ワキ）の下（ガ）で発生するニオイであることに由来します。

医学的には「腋臭症（えきしゅうしょう）」や「アポクリン臭汗症」と呼ばれています。

その原因としては、遺伝的なものや性ホルモンによるものなどがありますが、生活習慣の乱れもワキガを発症する原因になります。
野菜や魚をほとんど摂らないなど食生活が乱れていたり、過度な飲酒や喫煙の習慣があったり、ストレスに悩まされていたり…などです。
また、ワキガをそのままにしても、体調を害したり、悪化したりすることはありません。

あなたが「名実ともに馥郁（ふくいく）［1］たる人であるためには、「便秘の改善」と「汗のケア」の両方が重要なのです。

自分の臭いは、自分ではなかなか分かりませんが、他人にはよく分かってしまいます。

欧米人のように、香水などでごまかすのにも限度があります。

一刻も早く改善したいですよね！

Footnote

1 「馥郁（ふくいく）」とは、良い香りが漂う様のことをいいます。