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Health care

いのちまで人まかせにしないために

現代社会は「毒」だらけ:排泄は最大のデトックス(解毒)

2023.12.22

食事に含まれる有害物質が過剰な活性酸素を作り出す

現代の医学では、数えきれないくらいの「病名」が存在しますが、その原因のほとんどが不明とされています。

なぜなのでしょうか?

一方、健康医学を実践する代替医療、自然療法医の間では、病気の原因は一つだと考えられています。

つまりそれが「アシドーシス(Acidosis)=酸化ストレス・炎症体質」です。

つまり、体内が「酸化」することで、人によって様々な病態が発現すると考えられているのです。

体内では様々な要因で「フリーラジカル(活性酸素)」が発生しますが、この活性酸素が細胞内の「ミトコンドリア」 などの小器官を傷つけ、その細胞機能を阻害、障害するのです。

そしてもしこのとき細胞内に十分なマグネシウムがなければ、カルシウムが細胞に蓄積して、ミトコンドリアが細胞の「エネルギー通貨」であるATP(アデノシン三リン酸)を産み出せなくなってしまいます。

つまり、エネルギー切れを起こすわけですが、こうした現象をミトコンドリアの「石灰化」と言います。

これがつまり「老化」「病気」のはじまりです。

そして石灰化の結果、狭心症や高血圧、不整脈、喘息、頭痛、さらには心臓発作まで様々な病気を引き起こします。

マグネシウムは、ミトコンドリアの遊離基損傷(フリーラジカル)に対する酸化防止剤として作用します。

ですからマグネシウムは「アンチエイジング・ミネラル」とも呼ばれるわけです。

その一方、マグネシウムは、優れた瀉下薬(下剤)としても働きます。

マグネシウムの補給以前に、最優先すべきマグネシウム療法が「解毒(デトックス)」なのです。

アメリカ政府・調査機関OTAのレポート(1990年)より

繰り返しお伝えしていますが、(グラフを見れば一目瞭然ですが)1990年を境に、アメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、フランスなど、欧米各国のガンによる死者数は減り始めていますが、日本だけが激増して今日まできています。

自然界に「原因のない結果はありません」から、何かが間違っているわけです。

それは社会に流布されている間違った「情報や知識」を、「常識」として思い込んでしまったがための悲劇なのでしょうか⁈

「酸化ストレス・ 炎症体質」をつくってしまう要因のひとつとして、食事とともに摂取される有害物質を挙げることができます。

食品添加物のように、あらかじめ存在が明確なものもありますが、多くの場合、有害物質が含まれていることを知らずに摂取しています。

はっきり言って、現代社会は毒だらけです。

最近では、どこかの大臣が「コオロギを食え」とやっていましたが、歴史的に雑食のコオロギには様々な危険性が指摘されており、内閣府・食品安全委員会ですら以下の安全性に懸念を示しています。

①コオロギ体内には好気性細菌数が多い

②加熱処理後も芽胞形成菌の存在が確認される

③昆虫・昆虫由来製品のアレルギー源性の問題

④重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される

またこれ以外にも、遺伝子組み換えによる「未知毒物」の生成などが指摘されています。

また中国漢方の古典『本草綱目(ほんぞうこうもく)』には、コオロギは「微毒」「妊婦は忌避」と記されています。

人間がすすんで食べるようなものではありませんね。

遺伝子組み換えを推進する人たちは、よくこう言います。

…遺伝子操作をしても、実質的には同じ生物です。

ですから、安全性にはまったく問題ありません。

つまり、安全性を議論すること自体、無意味だと主張するわけです。

これを専門用語で「実質的同等性」と言います

米国における「遺伝子組み換え(GMO)抗議運動」

しかし彼らの主張する「安全論」は、1988年から89年にかけて、アメリカの有名な「トリプトファン事件」で覆されています。

ご存知の方も多いと思いますがこの事件は、日本の化学工業メーカーが、遺伝子組み換えによって必須アミノ酸「トリプトファン」を生成して、ダイエット食品として販売したことに端を発しています。

すると、この食品を摂取したアメリカ人から体調不良の訴えが続出したのです。

症状は血中の好酸球が異常増殖し、筋肉痛や発疹を伴うというものでした。

不幸なことに結果的に38人が死亡、少なくとも約1500人が健康被害を受ける惨事となりました。

被害者及びその遺族からの訴訟は、2000件にも達し、この製品を販売した昭和電工株式会社(当時)は製造責任を問われ、2000億円もの賠償金を支払うはめになったのです。

原因は、遺伝子組み換えで変異した微生物が、猛毒タンパク質を生成したことにあります。

未知の生物が、「未知の毒物」を生成したわけです。

現在の生活環境には、数え切れないくらいの種類の毒物が存在しますが、日常の食事から摂取される有害物質の代表的なものには次のようなものがあります。

  • 環境汚染物質…DDTDichloro Diphenyl Trichloroethane・ジクロロジフェニルトリクロロエタンの略で有機塩素系の殺虫剤、農薬)、PCB(ポリ塩化ビフェニル・Polychlorinated Biphenyl)、有機水銀、カドミウム、ダイオキシン類など

  • 食品添加物…タール系色素、亜硝酸塩、臭素酸カリウムなど

  • ポストハーベスト農薬…OPPOrthophenyl phenol・オルトフェニルフェノール)、TBZThiabendazole・チアベンダゾール)、イマザリル(Enilconazole・エニルコナゾール)など

  • 残留農薬…有機塩素系農薬、有機リン系農薬、燻蒸剤、除草剤など

  • 発ガン物質…ヒジキ、ワラビ、ふきのとうなどの天然食品、カビ類、調理法(直火で焼かれた食べ物、燻製、焼け焦げ)、漬け物等に含まれるものなど

そしてこれらの物質は、その性質から次の2つに大別することができます。

① 食べるとただちに細胞などを傷つける細胞毒性が強い有害物質

② 長い時間をかけて体内に毒が溜まり、やがて毒性が発現する残留性有害物質

①は毒性試験での因果関係がはっきりしているもので、食品への表示義務があるものも多く注意しやすい物質です。

しかし、抜け穴だらけの食品表示法によって、表示義務が免除されているものも多く、消費者が全てを知ることはできません。

①以上に問題なのは、②のほうです。

前述の「トリプトファン事件」は、その毒性が致死性の「猛毒」だっため、急死する被害が相次ぎ、すぐに「毒物」を特定することができました。

一方「残留性有害物質」の多くは、食べてもすぐにその影響があらわれません。

知らず知らずのうちに体が毒されていき、仮にその毒性があらわれたとしてもかなり時間が経ってからとなります。

したがって、その原因を明確に特定できない場合がほとんどです。

多くの場合「原因不明」とされるか、体質によるもの、あるいは間違った病名がつけられることも多く、たいていは難治性慢性病として扱われますが、実際にはさまざまな生活習慣病の隠れた発症原因だと考えていいでしょう。

このように残留性有害物質は、音もなくあなたに忍び寄ってきます。

間違った食習慣による「自滅」には、長い年月が掛かるのです。

Japanese style meal with grilled salmon, rice and pickled vegetables

ところであなたは、野菜と魚にどんなイメージをお持ちでしょうか?

おそらく多くの人が「健康によい」と思っているはずです。

それは間違いではありませんが、じつは野菜や漬け物と一緒に魚を食べると発ガン物質ができるということはあまり知られていません。

野菜類に含まれる硝酸塩、漬け物などに含まれる亜硝酸塩が、魚などのタンパク質成分と反応して「ニトロソアミン」 という発ガン物質を生成します。

とはいえ、野菜をとらないことは健康維持のために好ましいことではありませんから、少なくとも亜硝酸塩の添加が明らかな加工食品とは一緒に食べないように気をつけた方が良いでしょう。

Assortment of cold meats, variety of processed cold meat products. 

亜硝酸塩は肉や魚の「発色剤」として用いられるほか、ソーセージやハム、チーズ、イクラ、スジコ、タラコといった生鮮品、干しブドウなどのドライフルーツにも用いられています。

なかでも魚肉ソーセージには第二級アミンと亜硝酸塩がたっぷりと含まれています。

古くなった魚肉ソーセージは特に気をつけてください。

これが世界保健機関(World Health Organization:WHO)が、発癌性分類のA1グループに加工肉を指定している理由(因果関係)ですね。

食べないのが一番の安全対策ですが、食べる場合の対策としては食事のときにビタミンやポリフェノールを一緒にとることが有効です。

Detox

こうした有害な物質を腸内に滞留させると、大腸は再吸収してしまい全身を循環して体内(細胞)を酸化します。

またPCBなどの脂溶性の有害物質や重金属などは脂肪組織に蓄積して、なかなか体外に排出することができない体毒となり、やはり病気を発症します。

まずは有害な物を体内に入れないことが最優先課題ですが、前述の通り、わたしたちはこれらの有害物質を知らない間に摂り込んでいます。

「酸化ストレス・炎症体質」を改善するには、「有害物質」を排除する必要があります。

したがって、まずはスムーズな「排泄」が重要だということです。

多くの人が勘違いしているのは〝便秘は、単に便が出ないだけ〞という思い込みです。

便秘の実態というのは〝体内に「毒」を溜め込んでいる状態〞だということです。

こうした間違った考えが、将来的にガンや心不全、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす要因になっています。

 

腸内細菌の健全化で酸化ストレスを改善する

 

次にわたしたちは腸内を衛生的に保ち、腸内細菌の健全化で酸化ストレスを撃退する必要があります。

腸内細菌といっても、腸のどの部分にいるかで性質も役割も異なるのが腸内細菌です。

腸の粘膜やその近くに定住する「常在細菌(マイクロバイオーム)」 と、腸管内容物   (未消化物=糞便)に生息する「管腔内細菌」(以下「腸内細菌」)の2つに大別することができます。

常在細菌は、特に回腸(胃に近い部分)に多く生息し、出産時に母親から引き継がれる細菌です。

乳児期・幼児期の食習慣や生活環境(細菌類への接触)等の影響を受けながら少年期にほぼ定まり、その後は一生涯大きく構成を変えることがありません。

しかし、抗生物質の長期間摂取や食習慣の著しい変化(糖質制限食ほか)、また過激なストレスなどによって「菌交代現象」と呼ばれる構成変化を起こしてしまうことがあります。

菌交代現象が起きると、それまで保たれていた腸内細菌の免疫的な働きのバランスが崩れて悪玉菌が優勢となってしまいます。

腸内でビタミンやホルモンがうまく生成されない、腸の炎症を起こして病原菌などの感染を受けやすくなるといった症状があらわれるのです。

そして一旦、常在細菌の菌交代が起きると元の状態には戻りません。

したがって、健全な常在細菌を抗生物質などで損なうことは、絶対に避けなければならないのです。

運悪く悪化させてしまった場合には、生き残った善玉菌が好むエサを摂取して増殖させ、気長に健全化を図るしかありません。

腸内で細菌が生息するためには、同一種の細菌が集まって「細菌叢(コロニー)」をつくる必要があります。

腸内では細菌叢という集団同士の戦いが常に行なわれており、勢力の拡大と縮小を繰り返しているのです。

ところで、健康のためにヨーグルトや乳酸菌飲料などをとる人も多いと思いますが、これらの「動物性乳酸菌」は腸管内では容易に細菌叢を作ることができません。

ゆえに、腸内環境の健全化には役立たないものがほとんどなのです。

そもそもわたしたち日本人は、乳製品を食べない生活をずっと送ってきました。

せいぜいここ50年の話で、食肉と同様に自国の乳製品を売りつけたいGHQ(アメリカ)が先導したことによる悪影響です。

日本人は歴史的、遺伝的にヨーグルトなどの動物性乳酸菌よりも、漬け物などに含まれる「植物性乳酸菌」のほうがずっと食べ慣れている民族です。

乳酸菌をとるなら、ラブレ菌などの植物性乳酸菌を細菌叢の形のままとることが望ましいのです。

Japanese popular dessert parfait made with fresh fruit, yogurt and granola isolated on cement background

さらに悪いことに、消化しきれなかった乳製品や肉類などの動物性タンパク質は、腸内細菌によって腐敗発酵され酸性腐敗便をつくりだします。

そしてこの酸性腐敗便は、インドールやスカトールフェノール、メルカプカプタン、アンモニア、硫化水素、そして猛毒のアミン類など有害な腐敗産物を発生させます。

つまり戦後の日本人は、間違った食習慣によって、自ら進んで「毒」をつくり出し、溜め込んでいるのです。

これらの有害物質は、強烈な悪臭・腐敗臭を放ちますから、あなたの健康状態は便やオナラの臭いでわかります。

臭いが強いほど健康状態は、悪化していると考えた方がよいでしょう。

便秘は「酸性腐敗便」をつくり出して、有害物質が全身を循環して酸化させ炎症体質に導きます。

したがって、腸内を常に衛生的に保つことは必須の課題なのです。

ヨガなどのフィットネスや健康法に取り組んでいたとしても、体内で毒をつくり出していたんでは意味がないからです。

腸内を衛生的に保ち、腸内細菌を健全化するためには、瀉下薬(下剤)を使うのが効果的ですが、世の中に便秘を根治させる医薬品はありません。

医薬品全般がそうですが、医薬品とは「症状を抑える」だけの効果しかありません。

これがいわゆる「対症療法」で、弊社の製品も症状を改善する医薬品で、便秘を根治させることはできません。

したがって服用をやめると、すぐに元の便秘症状に戻ってしまいます。

便秘を根治するためには、ストレス耐性や腸内細菌叢を含めた体質を変える以外にありません。

近年では「糞便移植」という治療法もありますが、百数十万円という多額の費用も掛かり、これは容易なことではありません。

弊社では大腸のお掃除(解毒=デトックス)には、化学合成剤無添加の水酸化マグネシウムの製剤を使用するよう推奨しています。

弊社の製品は、健康医学(西医学健康法)の創始者で工学博士の西勝造によって毎日服用できる「予防薬」として開発された経緯があります。

医薬品として認可されているとは言っても、成分は水酸化マグネシウムと水だけで、これは大手製薬会社が開発している「魔法のクスリ」ではなく、単なるミネラルです。

水酸化マグネシウムは、野菜や魚といった食品と同じ食べ物(栄養)でありながら、非水溶性(水に溶けない)のため、体内にほとんど吸収されません。

したがって、腎臓疾患を患っている方以外、副作用の心配がありません。

しかしながら弊社の製品でなくても、ご自分の身体に合った製品があれば、それをお使いになれば結構だと思います。

ただし、毎日服用する場合は、ビサコジル、 センナ、センノシド、 ピコスルファートナトリウム、 ダイオウ(大黄)などを主成分とする「刺激性下剤」は避けた方が賢明です。

いずれにしても、無数の毒物の危険に晒された人体の健康にとって「排泄(解毒)」は、最優先の最重要事項だとご理解ください。

 

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