健康
Health care
いのちまで人まかせにしないために
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いのちまで人まかせにしないために
2022.07.22
お客さま相談窓口に、このようなご相談が寄せられます。
「わたしは便秘ではないんですが、スイマグを服用しても問題ないですか?」
スイマグ・エース、マリンマグ・エースは「予防薬」として開発されたものですから、もちろん問題ありません。
毎日服用することを前提に、天然の栄養素(必須ミネラル)を原料とし、化学合成物質無添加の製法でつくられています。
※ 大半の医薬品原料および医薬品添加剤は石油から化学合成しています。
※ 弊社の製品は販売から70年間、「副作用」の報告は一度もありません。
わたしたちが懸念するのは、人それぞれに「便秘の理解」、つまり定義が異なるということです。
では便秘とは、どのように定義するのでしょうか?
便秘の定義には、国際消化器病学会の「RomIV」の診断基準が臨床研究などで国際的に最もよく用いられます。
国際消化器病学会 RomIV
- 排便回数が週3回未満、硬便が排便時の25%以上(4回に1回以上は硬い便)
- 用指的排便(指や綿棒などを用いて強制的に排便させる行為)が25%以上
- 怒責(排便時に強くいきむこと)、残便感、閉塞感がみられる頻度が25%以上
- 以上の症状が6ヶ月前から少なくとも3ヶ月で基準を満たす場合に慢性便秘
これでは、ちょっとよく分かりませんよね⁉︎
便秘は「便通の頻度」だけでは測れません。
腸が正常に働いていれば、少なくとも食事の回数だけ排便があります。
しかしこれには個人差があり、2日から3日に1回の排便でも排便の状態が普通で、苦痛を感じない場合は便秘とはいいません。
また、毎日排便があっても便が硬い、あるいは残便感があるといった場合には、便秘であるといえます。
人によって便通の頻度が異なるため、頻度だけで便秘を定義するのは難しいのです。
「もし3日以上、排泄できない状態」が続いていれば、便秘はかなり進行し、腸内に有害物質が溜まっていると考えた方がいいでしょう。
「3日出なければ、半年寿命が縮まる」という研究結果が報告されています。
現代医学による便秘の定義というのは、実に曖昧です。
一概に便秘を一括りにしていますが、便秘の何が悪いのでしょうか?
フランスのサンミッシェル病院外科医ヴィクトール・ポーシェ(Victor Pauchet)[1]医師は、『癌(がん)』と題する書中で次のように述べています。
腸中毒を誘発する便秘は、癌に罹り易からしむ能因をなす。
通常、便秘は、文化諸国民間における劣悪な教育に所因している。
植民地において医業にたずさわる医師は、次のように断言している。
すなわち、「未開人は、野天の下で生活し、充分な運動を行い、そしてまた研究所などというものがないので、時宜(じぎ)に応じ、自然の欲求に従ってゆくので、実際、腸の麻痺や癌というものを知らない。
彼らは、この点において動物の如く振る舞うものであり、従って腸中毒や、その結果たる癌に冒されることもない」と…。
つまり、アフリカなどの原住民はよく運動をするため、野生動物(は四つ足で運動する)と同じように腸がよく動き、少なくとも食べた回数と同じだけ便通があり、腸内の腐敗 → 有害物質の生成 → 慢性自家中毒 → ガンが引き起こされる、といった負のスパイラルに陥ることがないということです。
弊社では、さまざまな研究者の成果報告を検証し、「便秘ではない状態」を分かりやすく次のように定義しています。
【 便秘ではない状態 】
- 毎日、少なくとも食べた回数と同じ回数排泄できている。
- 硬便やコロコロ便でなく、水分を含んだ便である。
- 息む(怒責)ことなく排泄がスムーズにできている。(排泄に掛かる時間が概ね2分以内)
- 便の色が「黄色」または「黄色がかった黄褐色」であること。
- 腸内に腐敗(腸内異常発酵)がない。
腸内腐敗は、便やオナラに悪臭・腐敗臭があるかどうかで判断できます。
便の形状が「バナナ状」であっても「軟便・水様便」だとしても、認識すべきは便やオナラに「悪臭・腐敗臭」があれば、腸内は腐敗して有害物質が大量に発生している自家中毒の状態だということです。
さて、あなたはいかがでしょうか?
上記の5つすべてをクリアーしているでしょうか?
上記の項目のどれかに該当すれば、便秘症状ということです。
お話しをうかがってみると「わたしは便秘ではないんですが…」とおっしゃるお客さまのほとんどが、どれかに問題を抱えています。
この中で5.の腸内腐敗が1〜4の症状がもたらす結果、つまり悪害です。
また、3.の「息み(怒責)」は脳梗塞を引き起こすリスクを高めますから注意が必要です。
さらに4.の便が黒ずんでいたり血が混じっている場合は、大腸ガンや内臓疾患の疑いがありますから、ただちに医療機関を受診してください。
人間の体質は、食べている物や水分量、運動、ストレスなど様々な要因で影響を受け、突然お通じが悪くなることはよくあることです。
便秘症状を寛解または治癒させるためには、食習慣や運動をはじめとした「ライフスタイル全般」を改善して体質を変え、自律神経を整え、腸内細菌叢の質をも改善する必要があるのです。
便秘は医薬品で根本治癒することはできませんから、毎日排泄するための処置、つまり対症療法が必要になるのです。
弊社のスイマグ・エース、マリンマグ・エースも対症療法の医薬品です。
対症療法ですから便秘を根本から治療することはできません。
しかし、この対症療法をつづけることで、より深刻な心身の不具合の発症を未然に防ぐことにつながるのです。
余談ですが、スイマグ・エースやマリンマグ・エースを服用すると、便が水分を多く含んだ「軟便」や「水様便」になりますから、便器をこまめにお掃除する必要があります。
お客さまの中には「大腸のおそうじと同様に、おトイレのお掃除も習慣になってよかった」という声を多くいただきます。
大腸もトイレもこまめに清掃して、清潔にしておく必要がありますから、どちらも大切な習慣ですね。
トイレの神様も喜びます。
それでも気になる方は、あらかじめ「トイレットペーパーを水面に浮かせておく」という工夫をしてみてはいかがでしょうか。
また、排便の回数が多くなることも歓迎すべきことですが、なかには「ウォシュレットのし過ぎで、肛門がヒリヒリする」というお客さまがいらっしゃいます。
対処法としては、お湯ではなくて「水」で洗浄することをお勧めしています。
洗顔もそうですが、お湯で洗浄すると「肌あれ」の原因になるのです。
Reference
1 Dr. Victor Pauchet. Chirurgien de l’Hôpital Saint-Michel. Le Cancer, Paris, 1923.