栄養

Nutrition

あなたは、あなたが食べてきたそのものです

食はいのち Vol.5 / まとめのお話し

2024.10.18

さて今回の投稿は「食はいのち」の最終回ということで、まとめのお話しですが、その前に…

食べた物の残渣は、出さなければなりません。

これは自然の摂理です。

摂理とは万象を支配している理法のことですから、摂理に反すれば害されます。

ところが世の中のほとんどの人が慢性便秘に陥っています…ですから病人が減りません。

そこで誰もが瀉下薬(下剤)に頼るわけですが、これは症状を改善する「対症療法」で、便秘という病気を根治させるわけではありません。

マグネシウムは、そのキレート(結合形態)によっては、優れた緩下剤として働きますが、これは水酸化マグネシウムや酸化マグネシウムといった体内に吸収されにくいフォームのマグネシウムです。

一方、便秘を根治させるためには吸収率(バイオアベイラビリティ)の高い、医薬品グレードのマグネシウムを摂取する必要があります。

何故なのでしょうか?

マグネシウムは1000以上の生化学反応に関与し、600以上もの酵素反応を制御しています。

ということは、人体のあらゆる活動に関与しているということです。

心身に疲れを感じたり、何らかの不調を感じたら、まずは「マグネシウム欠乏」を疑ってください。

たとえば、便秘を言い換えると「大腸の蠕動運動ができない状態」、つまり機能障害なわけですが、大腸を含む消化管は筋肉組織でできています。

筋肉は縮んだり伸びたりして動きますが、収縮運動はカルシウムに依存し、弛緩運動はマグネシウムに依存しています。

体内にマグネシウムが不足していれば、大腸の筋肉は緩むことができません。

つまり、いつも縮んだ状態なわけですから、大腸内の内容物(便)は移動(排泄)できずに便秘になるのです。

これまで繰り返し解説してきましたが、この運動のエネルギーを創り出している細胞内のミトコンドリアもマグネシウムに依存していますから、マグネシウムが欠乏していれば、大腸はさらに機能不全に陥ることになります。

L-トレオン酸マグネシウムやタウリン酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウムなどのバイオアベイラビリティの高いマグネシウムを毎日摂取することが大切です。

望めばいつでも食べ物が手に入る今日ですが、エンプティカロリーのフェイクフードを主体にした現代人の多くが「現代版栄養失調」に陥っています。

古来、薬とは自然の食べ物のことを意味しています。

心身の不調や病気の多くが栄養失調を根本的な原因として発症していることに気がついて欲しいと思います。

いつものことですが、ちょっと前置きが長くなりました。

では、本題に入っていきましょう!

 

特定の食事法にこだわってはいけない

 

身体の面白いところは、人それぞれであって、常に変化しているという点です。

 

 

ケトジェニックダイエットとヴィーガン食で、体調が著しく改善した人の個人的な体験談は数多くあります。

しかし、こうした人たちは、これらの食事法で痩せたり栄養欠乏状態になったりした後、よりバランスのとれた食事法に切り替えて健康をさらに改善しています。

何かうまくいかなくなったら、試しに食事法を変えてみることをためらってはいけません。

健康のダイナミックな性質に、食の定説は通用しません。

動物性食品でも穀物・豆類全般でも、主要な食品群を排除する食事法を採用する場合は、ときどき検査を受けることが大事です。

栄養の欠乏やバランスの乱れが、見つかるかもしれません。

植物性食品だけを摂っていて、オメガ3脂肪酸とビタミンB12をはじめとする複数のビタミンとミネラルの欠乏に陥った後、結局動物性食品を摂る食事に戻った人たちもいます。

経過を記録して、必要に応じて食べ物やサプリメントを調整すればビタミンとミネラルの欠乏に陥らずに済みます。

しかし、そもそも最初から植物性食品も動物性食品もまんべんなく摂る食事をしていれば、もっと簡単に必要な栄養素をすべて摂取できるのは間違いありません。

一方、ケトジェニックダイエット実践者の中には、最初はうまくいって余分な体重を落とせたものの、やがて代謝の柔軟性が失われ、炭水化物を摂ると必ず急激な血糖値スパイクが起きるようになった人もいます。

こうした人たちは結局、炭水化物を摂る食生活に戻り、長期にわたってケトジェニックダイエットを実践していたときよりも体調が改善しています。

徹底したヴィーガン食や肉食、ケトジェニックダイエットは、そのルールが一貫した食習慣の実践を後押しし、短期的には効果が上がる可能性があります。

しかし、こうした極端な食事法は、長期的にはそれほど身体に良いとは言えないかもしれません。

身体を正しい状態に戻すために、一時的にヴィーガン食やケトジェニックダイエットを実践する必要があるならばそれはかまいませんが、柔軟な姿勢は保つべきです。

あなたの身体がその食事法にうまく反応できなくなり、いまのやり方を変える必要があれば、いつまでも同じ食事法にこだわらないほうが良いです。

いまの食事法がうまくいっていない(あるいは、うまくいかなくなった)ことを示す症状には、抜け毛、爪の異常、気分障害、集中力の低下、その他脳機能の異常などがあります。

どれも栄養素が不足しているサインです。その元凶は野菜を十分に摂っていないこと、つまりビタミン・ミネラルとファイトニュートリエントの不足であることが多いです。

ヴィーガンであっても、精製炭水化物や加工食品、大豆に大きく依存している人は、こうした問題を抱える可能性があります。

野菜を消化しづらいという人もいますが、これは少し厄介な状況です。

このような不耐性は、野菜の摂取不足が原因であることが多いからです。

植物性食物繊維を十分に摂らなければ、マイクロバイオームが損なわれ、野菜を消化しビタミン・ミネラルとファイトニュートリエントを吸収する能力も低下します。

野菜を食べなければ食べないほど、野菜への耐性が低下すると理解しておきましょう。

 

 

バイオハックはいわば自己実験なので、さまざまな食事法を試して身体の反応に注意を払いましょう。

エネルギーが増すでしょうか、減るでしょうか?

痛みが増すでしょうか、減るでしょうか?

幸福感が増すでしょうか、減るでしょうか?

 

食べ物は心身の健康に著しい影響を及ぼす場合がありますが、その影響に気づくには自分の身体に注意を向けなければなりません。

そうすれば、やがて自分にとって何が効果的かわかるようになるでしょう。

サポートが必要な場合は、食物過敏症の詳細な臨床検査を実施できる機能性医学専門医による個別栄養カウンセリングを探してみましょう。

健康状態にかかわらず、一度はエリミネーションダイエット (除去食)を試してみましょう。

これは一般的な食物不耐性(卵、大豆、乳製品、小麦、ナッツ類、豆類など)を特定するための広く認められた診断テストであり、あなたの身体や遺伝的性質、ニーズ、ライフスタイルに合った食事法を判断するのに役立ちます。

 

エリミネーションダイエット(除去食)のすすめ

 

エリミネーションダイエットは、アレルギーの原因であることが疑われる食材に加え、包装食品や加工食品を取り除く食事法です。

炎症を起こす食事を摂ると、身体がいろいろなものに過剰反応を起こすおそれがあります。

エリミネーションダイエットで食事を整えると、過剰反応が落ち着くため、実際に身体が何に反応し、何に耐性があるのかよくわかるようになります。

この段階で、好きな食材の摂取を徐々に再開し、身体の反応を確かめます。

それによって自分の身体に良いものと良くないものを本能レベルで理解できるようになります。

その結果、単なる意志の力ではなく、身体に良いと感じるものがわかったうえで必要な食事制限を行えるようになります。

エリミネーションダイエットの基本は、最低4週間、アレルギーを起こさない非常にシンプルな食事を摂り、その後、各食材群の摂取を再開して身体の反応を確かめることです(自己免疫疾患がある場合は、この食事法を無期限に続けてもよいですが、ほとんどの人はいくつかの食材の摂取を再開したほうがいいでしょう)。

つまり、この食事法では、次に挙げる最も一般的な刺激食材の一部を食事から除去します。

 

 

・グルテン

・穀類

・豆類

・トウモロコシ

・大豆

・乳製品

・人工甘味料などの甘味添加物

・炎症を起こす油:コーン油、大豆油、キャノーラ油、ヒマワリ油、サフラワー油、綿実油、グレープシード油、ピーナッツ油

・アルコール(難しいですが試してみましょう。もし飲むなら、グルテンフリーのものを選び、週に1杯、多くても2杯までにする。グルテンフリーのお酒には、ラム、テキーラ、ポテトウォッカがあります。ワインやシードルもほとんどがグルテンフリーです。ビールは飲まないこと)

・コーヒーとカフェイン入りエナジードリンク(これも難しいですが、頭がぼんやりする最初の数日を乗り越えれば、カフェイン断ちで素晴らしい気分を味わえます)

・カラギーナン、増粘剤、人工調味料・着色料などの添加物

・自分が敏感だと既にわかっている食品(たとえば、ナッツ類や種子類、魚、卵で体調を崩す人もいるでしょう)

 

食べていいのは、牧草飼育(グラスフェッド)や放牧飼育あるいは野生の新鮮な食肉・家禽類、天然の魚介類、新鮮な野菜と果物、水に浸して発芽させたナッツ類や種子類(これらに耐性があれば)、ラードやギー(バターオイルの一種)などの動物性脂肪、オリーブオイルやアボカドオイル、ココナッツオイルなどの果実油、新鮮な放牧卵(卵に敏感でなければ)、ごく少量のハチミツやメープルシロップなどの天然甘味料、多くのハーブやスパイスに限られます。

 

 

除去期間後は、各食材の摂取を再開してください。

ただし、摂取の再開は自覚を持って体系的かつ慎重に行うこと。

ピザやサンドイッチのようにいろいろな食材を組み合わせた食べ物ではなく、単独の食材に絞るようにします。

そうでなければ、何が原因で体調を崩しているのか突き止められないからです。

再開した食材の摂取後に出た症状を注視し、どの食材の摂取を再開したときにどんな症状が再発したかを記録しましょう(忘れないように必ず書き留めましょう)。

たとえば、4〜6週間乳製品を断った後に牛乳やチーズを少量試すときは、その後3日間様子を見ます。

症状の再発に気づいたら、それはあなたが乳製品に敏感な証拠です。体調がよければ、少なくとも少量なら問題なく乳製品を食べられるということになります。

エリミネーションダイエットは、自分の栄養摂取のベースラインをつくるのに役立ちます。

ベースラインを決めたら、血糖値や代謝柔軟性、マイクロバイオームの健康の観点から、さらに食事の微調整やハックを続けることができます。

 

まとめ 食事のバイオハック

 

・フードトラッカーを使って、食物繊維・糖・主要栄養素・微量栄養素の摂取量をトラッキングする。

・遺伝子検査を受けてアポリポ蛋白E(ApoE)の状態を把握し、飽和脂肪に対する感受性をチェックする。

・コレステロール値についてより詳細な情報を得るため、高精度のコレステロール検査として、NMR(核磁気共鳴)法によるプロファイル検査の受診を医師に相談する。

・精製穀物を避けて全粒穀物に切り替えるか、もしそれで体調の改善がみられたら穀物の摂取を全体的に減らしてみる。

・高感度C反応性蛋白(hs-CRP)とホモシスティンの検査を受けて、炎症と酸化ストレスをチェックする。これらの値が高ければ、ビタミンB群をふだんのサプリメントに追加する。

・レクチンを含む食事と含まない食事を試して体調を確認する。

・オメガ脂肪酸バランスを検査する。オメガ3脂肪酸の比率が低すぎる場合は、脂肪性の魚をもっと食べるようにし、医薬品グレードの魚油をサプリメントで補うことを検討する。

・植物油を控え、オリーブオイルやアボカドオイルなどの果実油に切り替える。

・加工肉をやめて、脂肪の少ない動物性タンパク源と植物性タンパク源を食事の基本とする。

・卵を食べない場合は、コリンをサプリメントで補う。

・卵を食べる場合は、1日1個までにする。

・微量栄養素とファイトニュートリエントの状態を検査し、栄養素が欠乏していないか確認する。

・遺伝子検査を受けて、理想的な食事法に対する遺伝的影響を把握する。

・食物過敏症検査を検討する。

・さまざまな食事法を試して、自分にとって最も効果的で体調が良くなる食事法を見つける。

・エリミネーションダイエットを行う。

 

バイオハックの実践

 

バイオハックは、自分自身の体調やパフォーマンスを最適化するための方法です。

これを実践することで、自分に最適な食事法や生活習慣を見つける手助けとなります。

 

データの収集:食事、運動、睡眠などの日々の活動を記録します。

これにより、自分の身体の反応を追跡し、パターンを見つけることができます。

 

実験と調整:新しい食事法やサプリメント、生活習慣を試し、その効果を観察します。

必要に応じて調整を行い、自分に最適な方法を見つけます。

 

フィードバックループ:継続的にデータを収集し、調整を行うことで、自分の身体に最適なバランスを見つけ出します。

 

食事と生活習慣を見直し、自分に合った方法を見つけることは、健康維持において非常に重要です。

バイオハックを活用して、自分自身の体調やパフォーマンスを最適化するための取り組みを続けましょう。

食事の多様性を持たせ、栄養バランスを保ち、サプリメントを上手に活用することで、健康的な生活を維持することができます。

このようなアプローチを通じて、自分自身の健康を管理し、最適な食事と生活習慣を見つけ出すことができるでしょう。

定期的なチェックや調整を行いながら、健康的な生活を続けていきましょう。

 

 

フェイクフード ─ 食欲を失わせ腸を欺くために化学的に調味され、機械的にかさ増しされた特許取得物質 — は、不自然で不道徳とさえ言ってもよく、おいしい食事や素晴らしい料理を破滅させる。

 

ジュリア・キャロリン・チャイルド (Julia Carolyn Child )

アメリカのシェフ、作家、テレビ出演者。著作 Mastering the Art of French Cooking(英語版)、1963年に放映開始されたテレビ番組シリーズ The French Chef(英語版)などにより、アメリカの一般家庭に初めてフランス料理を紹介したことで知られる。

 

 


 

Notes

 

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