栄養

Nutrition

あなたは、あなたが食べてきたそのものです

食はいのち Vol.2 / 何を食べたらいいの?

2024.09.27

弊社は常日頃から「少食」や「排泄」の重要性を「食べるよりは、まず出せ」などと表現してお伝えしています。

これは大変に重要な生活習慣なのですが、人間は食べるのが大好きですから、なかなか世の中に普及しません。

弊社は何にも「不食の人・森美智代さん」のようなライフスタイルが理想だ、などと考えているわけではありませんよ。

西医学健康法を、健康観のベースとしていますから、西勝造が提唱した健康の原理を基本としています。

正三角形の面を四つもつ正四面体は、最小体積にして、最大強度をもつといわれます。

ヒトを立体幾何学上の四面体になぞらえ、それぞれの頂点に、

① 皮膚(ヒトを保護するもの)
② 栄養(ヒトを養うもの)
③ 四肢(ヒトを運営するもの)
④ 精神(ヒトを統合するもの)

を配することで、安定と強度が伴った健康体がつくられる。

この立体三角形の「三つを保つ」が三保製薬研究所の社名の由来で、西医学健康法の創始者・西勝造による命名です。

当社の社名は、まさに西勝造の健康に対する理念が凝縮されたものなのです。

健康は、この4つの要素によって成り立つのであって、少食や瀉下薬(大腸のお掃除)だけで実現できるわけではありません。

ですから「栄養」についても大きな関心を持っています。

少食であっても、様々な食材から多様な栄養を摂取しなければなりません。

栄養失調に陥れば、人体は機能せず、知能にも悪影響を及ぼすことになります。

少食だからこそ、ファストフードなどの無駄な食物や、偏った食事は避けなければなりませんね。

たとえば、人体にとってもっとも重要な油は、魚に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸ですが…我が国における魚介類の1人当たりの消費量は減少し続けています。

「食料需給表」によれば、食用魚介類の1人1年当たりの消費量(純食料ベース)は、平成13(2001)年度の40.2kgをピークに減少傾向にあり、平成30(2018)年度には、前年より0.5kg少ない23.9kgとなっています。

これは、昭和30年代後半とほぼ同じ水準です。

一方、我が国では、近年、1人当たりのたんぱく質の消費量自体も横ばいとなっている中で、肉類の消費量は増加傾向にあります。

美味しい魚を食べましょう!

 

サスエ前田魚点・店主の前田尚毅(47歳)さん(写真:GQ Japan)

 

ところでみなさんは、「サスエ前田魚店」という静岡県焼津市にあるお魚屋さんをご存知でしょうか?

お店は一見普通の魚屋さんですが、人によっては「日本一の魚屋さん」という人もいます。

魚屋さんで日本一ということは、世界一ということです。

店主は前田尚毅(47歳)さん。

魚屋の5代目として生まれ、母におんぶされている頃から駿河湾の魚を口にし、誰よりもこの地の魚を知る人です。

24時間魚屋として生きる前田さんは、いつしか“魚の天才”と呼ばれるようになりました。

鮮魚を輸送するための「氷」ですら独自に開発したものを使うそうです。

ですから国内外の一流料理人が、前田さんが仕立てる魚を渇望し、取引先にはミシュラン・シェフが何人も並ぶといいます。

たとえば、「ザ・リッツカールトン」「傳(でん)」「NARISAWA」「木山」「馳走 啐啄一十(ちそう そったくいと)」香港の「すし志魂(しこん)」など国内外の名店がずらり。

ピーク時は取引先が国内外200軒にまで増えましたが、いまは80軒に絞っているそうです。

そのなかの4軒が、静岡で一軍とされる料理人たちです。

“サスエ組”とも言われる彼らの店を回る県外客もたくさんいます。

彼らは「江戸前」に対して「駿河前」と呼び、地元でしか表現できない魚のライブ感を武器に、いま静岡に人を呼んでいます。

駿河湾は、日本一深い湾としても有名で、深海魚など魚の種類の豊富さも駿河前の特徴のひとつです。

桜エビだけじゃありませんよ!

 

前田尚毅さんとサスエ組の皆さん(写真:GQ Japanより)

 

メンバーは取引の年数が長い順に以下の通りです。

静岡市「てんぷら成生(なるせ)」志村剛生(しむら・たけお) 46歳 取引歴15年/修業先を入れると22年

焼津市「茶懐石 温石」杉山乃互(すぎやま・だいご)37歳 取引歴13年/祖父の代からは半世紀

静岡市「シンプルズ」井上靖彦(いのうえ・やすひこ) 44歳 取引歴6年

静岡市「日本料理 FUJI」藤岡雅貴(ふじおか・まさき)36歳 取引歴2年半

 

地の利に甘えず、敏感にその日に入った魚に反応する4人を前田さんも強く信頼しているそうです。

静岡にお越しの際は、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

ただしなかなか予約が取れないこともでも有名な名店揃いですから、事前の予約は必須です。

筆者の家族が、女優で実業家でもあるMEGUMIさんプロデュースのプロジェクト用に制作された(サスエ前田魚店の)動画のカメラワークを担当しておりますので、ご興味があればご覧になってみてください。

https://ec.rice-entertainment.com/blogs/news/yaizu-shizuoka-komeru-gourmet-art-tours開催のお知らせ

そのほかにも『VOGUE』や『GQ』『GOETHE(ゲーテ)』などのマガジンサイトで紹介されていますから、気になった方は記事を検索してみてくださいね。

 

 

さて本題ですが、生命活動の基本のひとつは、身体を動かすための燃料を見つけることです。

体内のミトコンドリアは、私たちが口にする食べ物を使えるエネルギーに変換します。

ある意味、それが〝生きている〞ということです。

人類の歴史の大半において、生存とは生き続けるためにほとんどの時間を狩猟や食物採集に費やすことを意味していました。

望めばいつでも美味しい食べ物が手に入る現代とは大きく異なる厳しい生活環境ですね。

 

 

本能的に食べ物を非常に重要だと感じるのは当然のことです。

そして食べ物が重要なのは間違いありません。

しかし、現在手に入る食べ物は劇的に変化しています。

食の探求は私たちの健康を害するものにも、健康を最適化する機会にもなり得ます。

選ぶ食品によって、体調の悪化や慢性疾患を招くこともあれば、体力・健康・レジリエンスを増進できることもあるのです。

 

食べ物の選択とその影響

 

食べ物の選択には、欲動(人間を行動へと駆り立てる無意識の衝動)も大いに関わってきますが、ほとんどの人が何を食べるべきかわからなくなっているように思えます。

ホールフード(未加工の丸ごとの食材)のほうがジャンクフードより栄養豊富だと頭ではわかっていても、食べることはそれほど単純ではありません。

私たちの食べ物の選択は、目にする広告や食欲をそそる香りや味といった外的誘因に加え、感情や罪悪感、自分への甘やかし、食べ方と感じ方の関係の理解不足といった内的誘因とも深く関係しています。

よくあるのは、「私は何を食べるべきでしょうか?」という質問です。

 

 

“身体に良い食べ物”を鵜呑みにしてはいけない

 

栄養に関してわかりにくいのは、普遍的な真理もある一方で、個々人によって異なるという点です。

一部の人には非常に効果的ですが、それ以外の人には効かない食品もあります。

自分に効果がある食品を見つけるには、多少の検証作業が必要になります。

ある食品が「身体に良い」と専門家が言ったからといって、必ずしもあなたの身体に良いわけではないことを理解しておくべきです。

健康的な食事は、主に野菜や果物、ナッツ類、種子類、豆類、全粒穀物(穀物に耐性があれば)などの食物繊維が豊富な植物性食品と、魚介などの良質なタンパク質で構成されます。

 

 

また、アルコールは少量かほどほどの量にとどめるべきです。

このような基本に関しては、ほとんどの栄養学者の意見が一致しています。

こうした食習慣も、あなたに個別にどういう効果をもたらすかは何とも言えません。

ただし、一般的には血糖コントロールとマイクロバイオームの健康を支えます。

しかし、ほとんどの人がこういう食べ方をしていません。

それどころか、標準的な先進国の人の食事は、精製穀物や赤身肉・加工肉、果糖飲料、精製された種子油をたっぷり使っており、アルコールの過剰摂取(女性の場合、ワインを1日当たり4オンス〔約120ミリリットル〕、グラス1杯程度を超える量)も普通です。

 

 

こうした食事は血糖コントロールを悪化させ、糖尿病リスクを高め、消化器疾患やリーキーガットにつながりかねません。[1]

実のところ、この「良い悪い」の概念には例外も多いです。

たとえば、豆類と穀物の消化に手こずる人もいれば(すべての人ではない)、赤身肉を食べてすこぶる健康な人もいます(すべての人ではない)。

現代栄養学のすべてが誰にでも当てはまるわけではないのです。

元気の源になる食べ物は人によって異なり、自分の身体に効く食べ物がわかるまでに時間がかかることもあります。

とはいえ、すべての人に当てはまる法則もいくつかあります。

1900年代前半と比較して、現代の私たちは、精製穀物や精糖、精製した植物油、トランス脂肪、集中家畜飼養施設(CAFO)で生産された家畜の加工肉をはるかに多く消費しています。

まず超加工食品(ジャンクフード、ファストフード、包装食品)を断つことを心がければ、健康を大幅に改善できます。

こうした食品は、腸の機能不全や炎症、疾患を引き起こします。

あなたが本気で健康寿命を最大限に延ばす食事をしたいなら、その第一歩は無添加のホールフードを食べることです。

 

炭水化物を摂取するときの注意点

 

炭水化物は野菜からペストリー(パイ生地でできたお菓子や料理)にいたるまでさまざまな食品に含まれる主要栄養素であり、炭水化物が豊富な食品をすべて一括りにすることはできません。

炭水化物はマイクロバイオームの健康を高める食物繊維とレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含むため重要ですが、炭水化物が豊富な食品すべてが食物繊維とレジスタントスターチを含むわけではありません。

したがって、食物繊維とレジスタントスターチを摂りたければ、食品を慎重に選ばなければなりません。

炭水化物は野菜にも含まれますし、キャンディーにも含まれます。

野菜が身体に良いことは既に知っているはずなので、あなたが知らないと思われることに的を絞って説明していきます。

まず、添加糖類と精製穀物が実際健康にどれほど害を及ぼすかを理解することが重要です。

砂糖は炎症を促進します。

血糖値を急上昇させ、マイクロバイオームのバランスを崩し、炎症を促す病原性の細菌や酵母の異常増殖を引き起こします。

米国心臓学会とWHOは、添加糖類の摂取をカロリー全体の5%未満、つまり砂糖25グラム (ティースプーン6杯分)未満に抑えるよう推奨しています。

もしあなたがプロスポーツ選手ならば、1日当たりティースプーン1杯未満に抑えるべきです。

余分な糖の摂取を極力避けることは、血糖値スパイク(食後高血糖)を減らす最も簡単な方法のひとつです。

血糖値スパイクは血管損傷や糖尿病を招くおそれがあります。

そのため、トラッキングによって、血糖値がコントロールできていないタイミングや、血糖値を正常に戻すための管理の仕方を知ることがきわめて重要となります。

白砂糖やブラウンシュガー、アガベ(純果糖で肝臓に負担をかける)、濃縮果汁、コーンシロップ(液糖)は避けたほうがよいです。

デーツ、ハチミツ、メープルシロップ、キシリトールは少量であれば摂ってもよく、血糖値の安定も保てます。

 

 

キシリトールが腸透過性を高めるかどうかははっきりしませんが、少量なら摂ってもかまわないでしょう(それでも1日にティースプーン1杯を超える摂取はお勧めしません)。

キシリトールはガムに含まれることが多く、口腔衛生に効果があります。

健康に良いとされ、ミネラルと抗酸化物質が含まれる生ハチミツは、糖であることに変わりはないので量には気をつける必要があります。

 

果糖は健康にどう影響するのか?

 

さまざまな種類の糖(ショ糖〔スクロース〕、右旋糖〔デキストロース〕、ブドウ糖〔グルコース〕、果糖〔フルクトース〕)のうち、果糖は特に問題が多いです。

果糖は処理されないまま血流を通って肝臓に直行します。

これは高フルクトースコーンシロップ(HFCS・ブドウ糖果糖液糖)が非常に危険な理由のひとつです。

ですから清涼飲料水は、口にしないのが賢明な判断です。

果糖は、他の種類の糖よりも内臓脂肪を増やす可能性が高いです。

だからといって、果物を避けるべきということではありません。

果物はビタミンやミネラル、ファイトニュートリエント(植物栄養素)、食物繊維が豊富で身体に良く、果物が糖尿病を引き起こす証拠はありません。

実際、2021年の研究[2]によれば、果物を丸ごと食べることで糖尿病や高血圧症を予防できるのは間違いありません(果汁は逆効果であることが複数の研究からわかっています。果汁には食物繊維が含まれないからです)。

 

 

しかし、果物の血糖値への影響は知っておくべきです。

血糖値の変化は、持続グルコースモニターの使用や、果物を食べてから一時間後の血糖値の測定によってわかります。

個人的に、マンゴーやパイナップルといったGI (グリセミックインデックス) 値〔食後血糖値の上昇度を示す指標〕がきわめて高い果物は避けています。

これらの果物を食べるたびに血糖値スパイクが起きるからです。

前述の通り、果物よりもっと避けるべきなのが、ジュースやソーダなどの清涼飲料水に含まれる過剰な果糖(HFCS)です。

果物のほうが果糖を添加した食品よりも良い選択肢であるのは間違いありません。

 

ノンカロリー甘味料で体重が増える⁉︎

 

砂糖の代わりにノンカロリー甘味料を使うのはあまり好ましくなく、かえって身体に悪い場合もあります。

アスパルテームやスクラロース、アセスルファムK、サッカリンなどのノンカロリー甘味料は、体重増加や糖代謝低下、ガンを引き起こすことが動物実験で明らかになり、WHO(世界保健機関)も正式にコメントを発表しています。

マンニトールやエリスリトールといった一般に身体に良いといわれている甘味料でも、胃腸の不調を招いたり、腸透過性を高めたりする可能性があります。[3]

少量の羅漢果〔ウリ科の植物〕は、このカテゴリーの中では最善の選択肢でしょう。

ステビア〔キク科の多年草〕ももうひとつの良い代替甘味料です。

しかし、どんな代替甘味料もあなたの食事の中心を占めるべきではありません。

ノンカロリー甘味料の過剰摂取が腸機能不全や腸内毒素症、小腸内細菌異常増殖症 (SIBO)を引き起こす例が間違いなくあります。

穀物も炭水化物ですが、精製穀物は、それが血糖値やマイクロバイオームに与える影響を考えれば、砂糖も同然と言えます。

どんな種類の穀物も大量に食べるのは好ましくありませんが、代謝の健康を本気で最適化したいなら、精白小麦粉、白米、白パスタ、インスタントオートミール、精製されたトウモロコシやジャガイモ製品(チップスなど)を避けることが特に重要です。

もしあなたが本格的な持久系アスリートなら、あるいは(多くの本格的持久系アスリートや、生まれつき痩せ型で内臓脂肪が少なく、代謝が速いため、体重を増やすのに苦労する人のように)グルコースをきわめてうまく使えるなら、普通の人より精製炭水化物を多く摂っても問題なく過ごせるでしょう。

しかし、持続グルコースモニターを装着すれば、ほとんどの人がこうした食品によって血糖値スパイクが起きることがわかるはずです。

砂糖と精製炭水化物は実においしいです。

あなたもやめられないと感じているかもしれません。

しかし、誰もあなたにそれを食べさせようとはしていません!

もし本当に炭水化物の栄養を最大限に取り込みたいなら、主に野菜や果物、粉に挽いていない全粒穀物から摂るべきです。

 

残念ながら、オーツミルクは健康食品ではない

 

オーツミルクは最近人気の植物性ミルクであり、健康に良く牛乳よりも優れた代替品と考えられています。

しかし、オーツミルクはでんぷんを酵素で分解した穀物からつくられています。

GI値(食品の食後血糖値上昇の平均値を示す指標)がきわめて高いマルトース(麦芽糖)を含むため、血糖値スパイクを引き起こす可能性があります。

350ミリリットル(Mサイズのラテに含まれる量)のオーツミルクは、350ミリリットル缶のコーラとほぼ同程度の影響を血糖値に与えます。[4]

また多くの場合、オーツミルクには工業的に製造された種子油が、なんとフライドポテ卜一盛りと同量も含まれています。

 

 

ミルクが必要なら、無糖のアーモンドミルクかヘンプ(麻の実)ミルク、ココナッツミルク、マカダミアナッツミルクがお勧めです。

 

さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか?

弊社には多くのお客さまからご相談やお問い合わせをいただきますが、その中でひとつ気になったことがあります。

それは何かと言いますと、多くの方が「身体」のことを気にされているということです。

身体の健康は「結果」であって、プロセス(原因)ではありません。

いくら身体のことを気にかけても、健康にはなれません。

つまり健康とは、肉体ではなく、日々の暮らし(ライフスタイル)が健やかであるということです。

小さな生活習慣を積み重ねていくことで、健全な身体(肉体)が養われるのです。

 

 


 

Notes

サスエ前田魚店:静岡県焼津市西小川4-15-7 TEL 054-626-0003

1.Ellen A. Wartella, Alice H. Lichtenstein, and Caitlin S. Boon, “Institute of Medicine (US) Committee on Examination of Front-of-Package Nutrition Rating Systems and Symbols,” Overview of Health and Diet in America. Front-of-Package Nutrition Rating Systems and Symbols: Phase I Report. National Academies Press (US), 2010,4,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
books/NBK209844/
; R Micha, JL Pcnalvo. F Cudhea, et al., “Association Between Dietary Factors and Mortality from Heart Disease, Stroke, and Type 2 Diabetes in the United States,” JAMA 317, no. 9 (March 2017): 912-924, doi:10.1001/jama.2017.0947.

2.Hyun Ah Park, “Fruit Intake to Prevent and Control Hypertension and Disease,” Korean Journal of Family Medicine 42, no. 1 (2021),
https://dx.doi.org/
10.4082%2Fkjfm.20.0225.

3.Wartella et al., “Institute of Medicine (US) Committee on Examination of Front-of-Package Nutrition Rating Systems and Symbols’ ; “A Systematic Review of the Effects of Polyols on Gastrointestinal Health and Irritable Bowel Syndrome.’ Advances in Nutrition 2017,
https://doi. org/10.3945/
an.117.015560; James J. DiNicolantonio and James H. O’Keefe, “The Benefits of Omega-3 Fats for Stabilizing and Remodeling Atherosclerosis. “Missouri Medicine 117, no. 1 (2020): 65-69.

4.Jeff Nobbs, “Is Oatly Oat Milk Healthy?,” JeffNobbs.com, January 16, 2020,
https://www. jeffnobbs.com/
posts/is-oatly-healthy.

5.Mohammad Perwaiz Iqbal, “Trans Fatty Acids-A Risk Factor for Cardiovascular Disease,” Pakistan Journal of Medical Sciences 30, no. 1 (2014),
https://dx.doi.org/
10.12669%2Fpjms.301.4525.

6.“Artificial Trans Fats Banned in U.S.,”Harvard School of Public Health, 2018,
https://www.hsph. harvard.edu/news/
hsph-in-the-news/us-bans-artificial-trans-fats/.

7.Pew Research Center, “What’s on Your Table? How America’s Diet Has Changed over the Decades,”
ittps;//www.pewrcsearch.org/
fact-tank/2016/12/13/whats-on-your-table-how-americas-diet-has- changed-over-the-decades/.

8.“Monounsaturated Fat,’ American Heart Association, June 1, 2015,
https://www.heart.org/en/ healthy-hving/
healthv-eating/eat-smart/fats/monounsaturated-fats.

9.Marta Guasch-Ferre, Vanping Li, Walter L. Willett, et al., “Consumption of Olive Oil and Risk of Total and Cause-Specific Mortality Among U.S. Adults,’ Journal of the American College of Cardiology 79, no. 2 (2022), https://doi.Org/10.1016/
j.jacc.2021.10.041.

10.Abdulaziz Malik, Amita Ramadan, Bhavya Vemuri, et al., “(P-3 Ethyl Ester Results in Better Cognitive Function at 12 and 30 Months Than Control in Cognitively Healthy Subjects with Coronary Artery Disease: A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial,” American Journal of Clinical Nutrition 113, no. 5 (2021),
https://academic.oup.com/ajcn/article/
113/5/1168/615585 8?lo gin=false.

11.James J. DiNicolantonio and James H. O’Keefe, “The Benefits of Omega-3 Fats for Stabilizing and Remodeling Atherosclerosis,’ Mo Med 117, no. 1 (January- February 2020): 65-69. PM1D: 32158053, PMCID; PMC7023944.

12.Tanya L. Blasbalg, Joseph R. Hibbeln, and Christopher E. Ramsden, et al., “Changes in Consumption of Omega-3 and Omega-6 Fatty Acids in the United States During the 20th Century,” American Journal of Clinical Nutrition 93, no. 5 (2011),
https://dx.doi. org/
10.3945%2Fajcn.l 10.006643.

13.A. P. Simopoulous, “The Importance of the Ratio of Omega-6/Omega-3 Essential Fatty Acids,’ Biomedicine and Pharmacotherapy 56, no. 8 (2002),
https://doi.org/10.1016/
s0753-3322(02)00253-6

14.Lucas F. R. Nascimento, Gabriela F. P. Souza, et al., “n-3 Fatty Acids Induce Neurogenesis of Predominantly POMC-Expression Cells in the Hypothalamus,” Diabetes 65, no. 3 (2016),
https:// doi.org/
10.2337/dbl5-0008.

15.Yang Hu, Frank B. Hu, and JoAnn E. Manson, “Marine Omega-3 Supplementation and Cardiovascular Disease: An Updated Meta-Analysis of 13 Randomized Controlled Trials Involving 127,477 Participants,” Journal of the American Heart Association 8, no. 19 (2019),
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16.Nikos Stratakis, David V. Conti, Eva Borras, et al., “Association of Fish Consumption and Mercury Exposure During Pregnancy with Metabolic Health and Inflammatory Biomarkers in Children,” JAMA Network Open 3, no. 3 (2020),
https://dx.doi.org/
10.1001%2Fjamanetworkop en.2020.1007.

17.Daniela Roxo de Souza, Bruno Luiz da Silva Pieri, Vitor Hugo Comim, et al., “Fish Oil Reduces Subclinical Inflammation, Insulin Resistance, and Atherogenic Factors in Overweight/Obese Type 2 Diabetes Mellitus Patients: A Pre-Post Pilot Study,” Journal of Diabetes and Its Complications 34, no.5 (2020),
https://doi.org/
10.1016/jjdiacomp.2020.107553.

18.Beth McMurchie, Roberto King, Martin Lindley, et al., “Shedding Light on the Effect of Fish Oil Supplementation on Dark Adaptation Capabilities,” ChemRxiv (2019),
http://dx.doi.org/
10.26434/ chemrxiv.l 1302613.

19.David E. Frankhouser, Sarah Steck, Michael G. Sovic, et al., “Dietary Omega-3 Fatty Acid Intake Impacts Peripheral Blood DNA Methylation-Anti-Inflammatory Effects and Individual Variability in a Pilot Study.” Journal of Nutritional Biochemistry 99 (January 1, 2022): 108839,
https://doi. org/
10.1016/j.jnutbio.2021.108839.

20.Carolina Donat-Vargas, Marika Berglund, Anders Glynn, et al., “Dietary Polychlorinated Biphenyls, Long-Chain n-3 Polyunsaturated Fatty Acids and Incidence of Malignant Melanoma,” European Journal of Cancer 72 (February 1, 2017): 137-43,
https://doi.org/
10.1016/ j.ejca.2016.11.016.

21.Mohammad G. Saklayen, “The Global Epidemic of the Metabolic Syndrome,” Current Hypertension Reports 20, no. 2 (2018),
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22.”Estimated Hypertension Prevalence, Treatment, and Control Among U.S. Adults,” Million Hearts, 2021,
https://millionhearts.hhs.gov/
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23.”Prevalence of Prediabetes Among Adults,” Centers for Disease Control and Prevention, December 29, 2021,
https://www.cdc.gov/diabetes/
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24.“Diabetes Statistics,” Diabetes Research Institute Foundation,
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25.“Alzheimer’s Disease Facts and Figures,” Alzheimer’s Association,
https://www.alz.org/
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26.“Heart Disease Facts,” Centers for Disease Control and Prevention,
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27.Amanda M. Fretts, Jack L. Follis, Jennifer A. Nettleton, et al., “Consumption of Meat Is Associated with Higher Fasting Glucose and Insulin Concentrations Regardless of Glucose and Insulin Genetic Risk Scores: A Meta-Analysis of 50,345 Caucasians,” American Journal of Clinical Nutrition 102, no. 5 (2015),
https://dx.doi.org/
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28.Fretts et al., “Consumption of Meat Is Associated with Higher Fasting Glucose” ; M. B. Schulze, J. E. Manson, W. C. Willett, and F. B. Hu. “Processed Meat Intake and Incidence of Type 2 Diabetes in Younger and Middle-Aged Women, Diabetologia 46 (2003),
https://link.springer.com/content/
pdf/10.I007/s00125-003-1220-7.pdf.

29.“Cheap Meat’s Cost on Food Quality,” Jefferson County Farmers and Neighbors, Inc.,
https:// www.jfaniowa.org/
rcal-cost-to-food-quality.

30.Evelyne Battaglia Richi, Beatrice Baumer, Beatrice Conrad, et al.. “Health Risk Associated with Meat Consumption: A Review of Epidemiological Studies,” Vitamin and Nutrition Research 85, no. 2 (2015), https://doi.org/10.1024/
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31.H. D. Karsten, P. H. Patterson, R. Stout, and G. Crews, “Vitamins A, E and Fatty’ Acid Composition of the Eggs of Caged Hens and Pastured Hens,” Renewable Agriculture and Food Systems 25, no. 1 (2010), http://dx.doi.org/10.1017/
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32.“Essential Nutrient May Help Fight Alzheimer’s Across Generations,” ScienceDaily, 2019,
https:// www.sciencedaily.com/
releases/2019/01/190108084424.htm.

33.Nicholas R. Fuller, Amanda Sainsbury’, lan D. Caterson, and Tania P. Markovic, “Egg Consumption and Human Cardio-Metabolic Health in People with and Without Diabetes,” Nutrients 7, no. 9 (2015), https://dx.doi.org/
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36.Shawn M. Wilder, David G. Le Couteur, and Stephen J. Simpson. “Diet Mediates the Relationship Between Longevity and Reproduction in Mammals,” Age 35, no. 3 (2013),
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37.Andrea Zuniga, Richard J. Stevenson, Mehmut K. Mahmut, and Ian D. Stephenson, “Diet Quality and the Attractiveness of Male Body Odor,”Evolution and Human Behavior 38, no. 1 (2017),
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38.“The Spark Factor / The Secret to Supercharging Energy, Becoming Resilient, and Feeling Better Than Ever” by Molly Maloof

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