健康
Health care
いのちまで人まかせにしないために
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いのちまで人まかせにしないために
2024.02.16
目次
超高速振動による摩擦熱での加熱調理では、食品の分子・原子レベルで深刻な破壊活動がおき、栄養素が壊されるばかりでなく、私たちの体内では代謝できない構造に変性するといわれます。
電子レンジ調理でよく言われる利点として、ビタミンCなどの水溶性のビタミンは、お湯でゆでると流出してしまうが、電子レンジでチンするとお湯を使わないのでビタミンを損ねることがないと言われます。
確かにビタミンは流出しませんが、その代り、ビタミンは破壊されているのです。
ビタミンが破壊された野菜は、分子レベルで破壊が起こっているので、もう野菜ではなく、自然界に存在しない異物となってしまうのです。
外見は野菜でも、中身はぐちゃぐちゃなのです。
また、調理法の違いによる野菜のファイトケミカル(フラボノイド)の変化は、ゆでた場合は66%、圧力釜では47%、蒸した場合には11%しか失われませんが、電子レンジで調理すると97%も失ってしまいます。
電子レンジの有害性とは、電機業界にとって最大級のタブーです。
それに果敢に挑んだヘルテル博士は過酷な裁判闘争に完全勝利し、自らの理論の正当性を証明しました。
さらに数多くの研究者たちが、電子レンジの危険性を果敢に告発しています。
ショッキングなのは―レンジで食品に危険な発ガン物質が生じる―という報告です。
ロシアの研究者リタ・リー博士は 『アース・レター(Earth Letter)』(1991年3月号・8月号)で、発ガン物質生成を警告しています。
リー博士は、著書『マイクロ波―電子レンジ調理の健康影響』でも、同様の警告を行っています。
さらに世界的な医学雑誌 『ランセット(The Lancet)』(1989年12月9日号)にも同様の警告論文を寄稿しています。
〝…電子レンジで調理された食べ物を食べた人の血液中に化学作用の変化が見られる。
疾患が発生していることは明らかである〞
─ リー博士
具体的には―。
発ガン物質の他にも、電子レンジ調理は、奇妙な「異常物質」を生成するようです。
〝…乳児用粉ミルクを電子レンジで加熱すると、ある特定トランスアミノ酸が特殊な異性体に変化した〞
─リー博士
この異性体は、赤ちゃんにとって明らかに、異物です。
それが、粉ミルクをレンジで温めただけで、ミルク内に出現する。
どんな 悪さをするのか予測もつかない。
そしてレンジ加熱は、異物だけでなく、毒物も出現させます。
〝…さらに粉ミルクをレンジ加熱すると、L-プロリンというアミノ 酸の一種が、神経毒性と腎臓毒性が確認されている異性体に変化した〞
─リー博士
電子レンジ加熱で、毒物生成が証明されたわけです。
リー博士は母親たちの無知を、次のようになげいています。
〝母親は、人工乳をわが子のために電子レンジで温めて、毒性をより強めているのです〞
さらに、ショッキングな報告もあります。
〝…電子レンジで温められた血液を輸血すると、患者は死んだ〞
1991年には「輸血用血液を電子レンジで温める」ことの可否が裁判で争われています。
腰の手術で死亡したノーマ・レビさんは、ごく単純な手術だったのに術中に急死しました。
のちに看護士が、輸血する血液を、電子レンジで温めて輸血していたことが判明。
専門家は、レビさんの急死に電子レンジ加熱が関係していると疑っています。
〝レンジのマイクロ波が、血液に何か変化を与え、それが原因で死亡したのだろう〞
この因果関係は、裁判にまで持ち越されました。
そして、〝電子レンジは当初の予想より、はるかに有害であることがわかった〞と主張しています。
以上のように、電子レンジの有害性研究では、スイスのヘルテル博士、ロシアのリー博士らが先駆者です。
とりわけロシアの研究報告は、多岐にわたっています。
ロシアで行われた実験研究の論文集の中に、
〝電子レンジの実験対象となった食べ物全てに、発がん物質が生じた〞
と発表されています。
肉類にはDニトロソディンタノラミンというに良く知られた発ガン物質が発生しています。
さらに活性酸素も大量に作られます。
その電子レンジ危険性の骨子は…。
― 動物性・ 植物性を問わず、あらゆる食品中に発ガン物質が発生した ―
その詳細は、以下のようなものです。
以上―。
そしてリストはまだまだ続く、あげていけば、キリがない。
〝…多くの人々が、電子レンジの便利さと引き換えに、無知にも、おのれの健康を犠牲にしている〞
─前出『電子レンジ調理の隠された危険』
同記事は、旧ソ連が電子レンジを禁止していた事実にも触れています。
〝…なぜ旧ソビエト連邦は1976年、電子レンジの使用を禁じたのか?
その理由を聞けば、あなたは自宅の電子レンジを粗大ゴミ捨て場に放り投げてしまうかもしれない〞
旧ソ連は禁止、アメリカは推進―共産圏と自由圏で、180度異なっている。
どちらが、正しい選択だったのでしょうか。
旧ソ連は、独自の体制で、電磁波やマイクロ波などの危険性を研究してきました。
共産主義の基本理念は、「人民の生命、財産の保護」です。
それが、よく現れているのが電磁波規制です。
なんと、高圧送電線を建設するときは、高圧線から両側1キロ以内に、建物の建設を禁止しているのです。
それほど、電磁波の生体被害が大きいことを、彼らは熟知していたのです。
同様に、西側で大量に普及する電子レンジも徹底研究したはずです。
そして、出した結論は、
〝あまりにも健康破壊と被害が大きすぎる。ソビエト人民に使わせる訳にはいかない〞
普及を加速したアメリカとは真逆です。
〝…電子レンジは旧式オーブンに比べて便利でエネルギー効率もよい。だから、9割以上の家庭に普及している。これは、もはや世界中の家庭に共通する光景だ〞
〝…電子レンジのない家庭やレストランなど、ほとんどない。一般の人々はどんな電子レンジでも、調理された料理や使う人には 『危険性は、全くない』と考えている。もしも、電子レンジが危険だとしたら「政府は、そんな危険な物の販売を許すはずがない」 普通の人なら、そう考える。あなたもそうだろう〞(同記事)
では―。
⑴電子レンジ調理で、なぜ発ガンするのでしょうか?
⑵食物栄養などの破壊
結局、食物が強烈なエネルギー振動マイクロ波を浴びると分子レベルで破壊、変化が起こる。
だから、まず栄養分が破壊され、それが発ガン物質などに変化する。
電磁波被ばくと同じ生理反応
マイクロ波のエネルギーは、食物中の分子などに転写され、食物内に残留する。
―食物に電磁波が残留し、神経・行動異常まで引き起こす。にわかには信じがたい。
〝…これらの作用は、神経系のさまざまな構成組織の神経電気の健全さに対し、事実上、取り返しのつかない損傷を与える〞
─前出『電子レンジ調理の隠された危険』
これは、強烈な電子レンジのマイクロ波動が、食物分子や原子に転写されることで起こります。
その転写エネルギーが、体内で悪影響をおよぼすのです。
〝…残留電磁波が脳の構成組織の受容体に作用し、放送局などから放射されるマイクロ 波周波数を人為的に増幅させる。それによって、より心理的な影響を受けやすくなる〞(同記事 )
船瀬氏は次のように述べています。
〝ここまで読んで、あなたは自宅の電子レンジを愛用する気はまったく失せたはずだ。
わたしも我が家の電子レンジを粗大ゴミで出す予定だった。
ところが、特殊な磁器でできた容器に入れて、レンジ庫内に置くと、特殊セラミックが有害マイクロ波を安全な遠赤外線に変換することを知った。
船井幸雄氏、創業の「本物研究所」で取り扱っていた。
それは、お茶碗一杯分のごはんを入れるくらいの容量しかないが、これで十分だ。
それで冷えたごはんなどを温める目的だけに使用している。
しかし、注意すべきはレンジ扉からのマイクロ波の猜洩だ。
稼働中は、最低でも2メートル以上は離れること。
この加熱セラミック容器がなければ、電子レンジは思いきって処分することだ。
それにしても、テレビの料理番組を見ているとゾッとする。
「電子レンジで下ごしらえをしておきましょう」などと、平然とレンジ使用を指導している。
そのような料理研究家が、本章を読んだら、顔がひきつるはずだ。〞
マイクロ波を阻止して遠赤外線を発生させるセラミック容器について
そしてさらに船瀬氏は、〝一人ひとりがめざめ、気づくとき〞だと主張しています。
〝わたしは、この電子レンジ問題を2014年『日本の真相』(成甲書房)で告発している。そこで、こう記した。〞
〝…「危険な物を政府が許可するわけがない!」
またもや、お馴染みの迷台詞。われわれは、なんどこの愚かなフレーズをくり返すのだろう。
3・11原発事故の前を思い出してほしい。
「政府が危険な原発を許可するわけがない」耳にタコができるほど庶民大衆の口から聞かされた言葉だ。
なるほど、世の善男善女が、そう信じこむのも無理はない。
「事故は起きない」と政府公報はくり返し、くり返し、そう宣伝してきた。
それが、真っ赤な嘘だったことを、フクシマでわれわれは、学習したはずだ。
同じ愚行をくり返してはならない。
しかし、今もまたコロナ・ワクチンで、まったく同じ愚行がくり返されている。
「政府が危険なワクチンをすすめるわけがない!」
お花畑の住人でいるかぎり、地獄は目の前に迫っても、まったく見えていない。
日本人、一人ひとりが目覚め、気づくときだ。〞
現代社会には「毒」が溢れかえっていますが、一方で電子レンジで加熱した食品を摂取することで「現代版の栄養失調」にも陥っています。
食べたものが「毒」であろうと、「エンプティーカロリー」であろうと、お腹は膨れ満腹感を覚えます。
自然な食品から適切な量の「栄養」を摂取していないため、たくさん食べているのに栄養失調に陥り、老化や病気を引き起こしているわけです。
このような状況(コンビニ・ファストフード・スナック菓子など)は、特に日本の若い世代に多く見受けられます。
生活習慣病(慢性病)の多くが、長年の「食習慣」を引き金に発症していることは間違いありません。
そして現代における便秘とは、「1日に1回は排便があるから大丈夫!」といった問題ではありません。
現代社会における排泄の重要なテーマは「出る出ない」ではなくて、「デトックス(解毒)」なのです。
毒性を含んだ食物残渣を、大腸に溜めておくメリットは何もありません。
むしろそれは、致命的なデメリットです。
やむを得ず食べてしまったものは、なるべく早く「排泄(デトックス)」することをお勧めします。
Reference
船瀬俊介『世界の“毒”がやってくる―緑の列島を奪い取る狂気の“仕掛け”』ビオ・マガジン