世の中のそれって、なぜですか?

Vol.4 マイクロバイオームって何?

2019.07.31

Q.ちょっと前までは、「腸内細菌叢」のことを「腸内フローラ」と言っていたと思いますが、近頃は何故「マイクロバイオーム」と呼ぶのですか?


A.「マイクロバイオーム」「マイクロバイオータ」、「細菌叢」について

全生物をまとめた概念である生物相は、動物相と植物相に二分されていた。細菌は植物相に含まれるという分類概念に基づき、細菌には「叢=Flora」が用いられてきた。しかし現在では、細菌を含む微生物集団は微生物相(マイクロバイオータ)として分類されており、細菌に「叢=Flora」が用いられることはなくなった。(したがって現在は、「腸内フローラ」という呼び方はしない。)

一方、マイクロバイオームはヒト体内の常在細菌とそれが発現する遺伝子群、および常在細菌とヒトの相互作用を含む広い概念のことである。

出所:マーティン・J・ブレイザー『失われてゆく、我々の内なる細菌』2015年山本太郎訳みすず書房─訳者あとがきより(山本太郎長崎大学熱帯医学研究所・国際保険学分野主任教授)

やってみよう!
マイナス腸活はこちら