美と健康の真実を考える

糖分の悦楽に脳は乗っ取られ、どっさりと脂肪が・・・

2020.11.20

ハイフルクトースコーンシロップ(HFCS・High-Fructose Corn Syrup)は、日本で開発されたもので、日本の食品の原材料名でよく「果糖ブドウ糖液糖」と表記され、異性化糖とも呼ばれます。ハイフルクトースコーンシロップは、トウモロコシの加工過程で生まれる廃棄物から生産されるネバネバしたシロップで、極端に余ったるく驚くほどの低コストで供給することができます。

大量生産技術が確立されたのは1970年代になってからで、異性化糖・HFCSはピザ、コールスロー、肉など、考えられるかぎりほとんど全ての食品に入り込んでいます。パンやケーキは焼きたてのようにツヤツヤになり、すべてが甘くなり、賞味期限は数日から数年に延びました。

肥満の改善に考案された「低脂肪(ローファット)」食品には、脂肪の代わりの味覚として異性化糖・HFCSが使われています。1980年代には「低脂肪信仰」が祭り上げられ、売上は世界中で急増していきました。しかし、低脂肪食品の流行とともに欧米では、雪崩れをうったように肥満が急増し、今日では世界の約19億人が肥満といわれるようになったのです。

肝臓の周りでは糖分が固まって脂肪となり、Ⅱ型糖尿病を引き起こします。また糖分は衣のように精子を囲い込むため、肥満男性の生殖機能は衰えます。

異性化糖・HFCS、ショ糖(砂糖の主成分)等の糖分が世界的な肥満の増加の原因だということが解っています。異性化糖は今日、コンビニやスーパーで売られている様々な加工食品に使われています。果糖は非常に甘く、快楽ですが、例外なく脂質に代謝されます。糖分の悦楽に脳は乗っ取られ、体は食べるのを止められなくなるのです。

ノーベル賞受賞者オットー・ワールブルクは、1930年代に「がん細胞の代謝のアキレス腱」を発見しました。正常細胞と違い、がん細胞のミトコンドリアはケトンからATP(アデノシン三リン酸)を作ることができません。またやはり正常細胞と違い、糖を酸化させてATPを作ることもできません。代わりにがん細胞は、酵母やバクテリアと同じように、糖を発酵させるという非常に非効率な方法に頼っているのです。そのため、がん細胞は細胞分裂するためにも、正常細胞に比べて18倍もの糖を必要とします。それだけではなく、がん細胞はグルコース(ブドウ糖)よりもフルクトース(果糖)を発酵させることを好むのです。がん患者の方は、果糖摂取には十分な注意が必要です。

スクラロース、サッカリン、アスパルテームその他の非栄養(ノンカロリー)人工甘味料は、腸内の善玉菌を殺す一方で悪玉菌を過剰繁殖させます。米国デューク大学の研究では、スプレンダ(スクラロース)をわずか一包飲んだだけで通常の小腸内細菌叢の50%が死滅してしまったと報告されています。悪玉菌が増えると、防衛機構が兵糧を溜め込もうとするので脂肪が蓄積するのです。皮肉なことに、体重を減らすための商品が、まさにその真逆の働きをするのです。非栄養甘味料は体重を減らしたり維持したりするどころか、むしろ体重増の元凶とする研究結果は相次いでいます。

やってみよう!
マイナス腸活はこちら