美と健康の真実を考える

農薬・化学肥料大国、日本

2020.11.06

どうやら、「日本の野菜は安全」だと思っているのは、私たち日本人だけのようです。家畜糞尿の未完熟の堆肥や化学肥料を使うと「硝酸態窒素」という極めて有害な成分が野菜に残留してしまいます。今から60年ほど前、米国で母親が裏ごししたほうれん草を離乳食として赤ちゃんに与えたところ、口から泡を吹き、顔が紫色に変色し30分もたたないうちに息絶えてしまうという悲しい出来事がありました。これは「ブルーベビー症候群」といわれています。

硝酸態窒素はヒトの体内に入ると亜硝酸態窒素という有害物質に変わり、血液中のヘモグロビンの活動を阻害、酸欠を引き起こし、最悪の場合死に至ります。また、発がん性物質のもとになったり、糖尿病を誘発すると言われています。 ヨーロッパでは硝酸態窒素に対して厳しい規制があり、EUの基準値はおよそ3000ppmと定められています。この基準値を超えた野菜は「汚染野菜」として扱われ、市場に出回ることはありません。

ところが日本にはその基準がなく野放しで、農林水産省は不問としています。ある調査では、スーパーで売っている葉物野菜に1万ppm以上の硝酸態窒素が含まれ、上位値はとても公表できるレベルのものではなかったという結果を報告しています。この数値は、EUの基準ではれっきとした「汚染野菜」です。

日本は農薬の使用量も多く、2010年までのデータによると、多い順に中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積当たりの農薬使用量は、米国の7倍もあります。日本で使用されている農薬で問題視されているのが、「ラウンドアップ(Roundup)」です。ラウンドアップはベトナム戦争で使われた「枯葉剤(エージェント・オレンジ)」を作った米国・モンサント社が1974年に発売した除草剤で、猛毒を含むグリホサートを主成分としています。

モンサント社は米国ミズーリ州本社の多国籍バイオ化学メーカー、除草剤ラウンドアップが主力商品で、遺伝子組換え種子の世界シェア90%で、世界の食料市場をほぼ独占している巨大なグローバル企業です。ラウンドアップと遺伝子組換え種子はパッケージで販売されます。

※ 2018年8月米国モンサント社をドイツの製薬大手バイエル社(Bayer)が買収

2015年には世界保健機関(WHO)の下部組織・国際がん研究機関が、「グリホサートには、おそらく発がん性がある」と発表しました。2017年には米国の国立がん研究所、国立環境健康科学研究所、環境保護庁、国立職業安全健康研究所の共同プロジェクトは、「急性骨髄性白血病」との関連を発表しています。

グリホサートは発がん性はもちろん、植物を枯死させると同様に土壌細菌や腸内 細菌も殺傷するほか、自閉症や認知症を誘発させる可能性があり、さらに精子の激減、胎児の発育に影響を与える可能性を指摘されています。このような状況下において、ほぼ全世界でラウンドアップやグリホサート製剤の使用が禁止されています。

またドイツ製薬大手バイエル(Bayer)は2019年10月、除草剤「ラウンドアップ(Roundup)」をめぐる米国内における訴訟が、2019年7月から10月までの間に4万2700件まで急増したと発表しました。世界各国で使用禁止や販売中止、輸入禁止が主な流れとなり窮地に陥ったラウンドアップは、日本市場になだれ込んできています。日本では内閣府食品安全委員会が「ラウンドアップは安全」と承認、農協が使用を推奨し、ホームセンターなどで大量に販売されています。

店頭でラウンドアップやグリホサート製剤が簡単に入手できるのは、先進国では日本ぐらいになっています。米国に本社をおくスーパー・コストコは2019年4月、ラウンドアップの仕入れと販売をすべて中止することを発表しました。コストコは世界に768店舗の大型店舗があり、日本にも26店舗あります。

日本政府はすでに世界的にその危険性が明確になっていた2016年に「グリホサートの安全性を確認した」との評価書を公表し、2017年12月には、グリホサートの残留農薬基準を小麦で6倍、そばで150倍、ゴマで200倍、ベニバナの種子で400倍という桁違いの大幅緩和を行いました。しかもこの重大な決定をマスコミは一切報道しませんでした。農家を含めて、ほとんどの国民に知らされていないのではないでしょうか!?

私たちは「日本の野菜は安全」と思い込んでいましたが、今やグリホサートの残留基準値は中国の基準の150倍となったのです。つまり「農薬まみれで危険だと問題にしていた中国からの輸入野菜の方がまだましだ」という危機的状況です。ヨーロッパでは、日本に渡航する際にこのようなパンフレットを配布している旅行社があるそうです。『日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります』 ── これはほぼ、タバコと同じ扱いです。

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