美と健康の真実を考える

健康とは何だろう?

2020.10.28

平成 26 年版 厚生労働白書の冒頭には「健康長寿社会の実現に向けて~健康・予防元年~」と題して次のように書かれています。

「健康」とは一体何だろうか。WHO 憲章1 では以下のように定義している。「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and notmerely the absence of disease or infirmity.”

「健康」といえば、まずは身体的なものを思い浮かべることが多いのではないだろうか。しかし、ただ表面上病気でなければいいというものではない。肉体的にも、精神的にも、 更には社会的に見ても、全てが良好な状態でなければ、健康とは言わない、ということだ。

また、同憲章にはこんなことも謳われている。「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若 しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。」「全ての人民の健康は、平和と安全を達成する基礎であり、個人と国家の完全な協力に 依存する。」「ある国が健康の増進と保護を達成することは、全ての国に対して価値を有する。」 つまり、健康が個人にとって、また国家にとっても極めて大切なものであり、その達成 に向けて個人と国家が協力していくことが必要ということである。これが既に半世紀以上前に作成されており、今でもなお憲章としての意味を持ち続けているのである。

これまで、厚生労働省は、国民の健康のため様々な取組みを進め てきた。我が国は現在、男女とも平均寿命で世界最高水準を達成するまでになっている が、今後、これまでにどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えることになる。そし て今や、QOL(Quality of Life)、すなわち生活の質、中身に、より多くの関心が寄せられるようになってきた。

こうした中、一人一人が心豊かに生き生きと過ごせるようにしていくためには、単に長寿であるだけでなく、「いかに健康で過ごすことのできる期間を長く保つか」、すなわち健 康寿命の延伸と、それによる健康長寿社会の実現が、今を生きる私たちにとって最重要課 題の 1 つと言えよう。

また、できるだけ健康な状態で過ごすことによって、結果的に医 療・介護費用の増加を少しでも減らすことができれば、国民負担の軽減につながるととも に社会保障の持続可能性も高まることとなり、これは個人にとっても国家にとっても望ま しいことと考えられる。

このコラムでは、健康の定義「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態」について、様々な研究における知見を基に考えていきたいと思います。

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